オナ禁とテストステロンの関係|男性ホルモンは本当に増える?論文をもとに薬剤師が解説

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「オナ禁をするとテストステロンが145%増える」

SNSやYouTubeで、このような情報を見たことはありませんか?

男性ホルモン(テストステロン)は、筋肉・性欲・気力・骨密度などに関わる重要なホルモンです。

そのため、「オナ禁をすれば男性ホルモンが増えるなら試したい」と考える人も多いでしょう。

この記事では、最新の研究やガイドラインをもとに、オナ禁とテストステロンの関係について科学的根拠をわかりやすく解説します。


結論

現在の研究では、

オナ禁によってテストステロンが長期間増加することを示す十分な科学的根拠はありません。

一部の研究で一時的な上昇が報告されていますが、

筋肉量や性機能に影響するほどの持続的な増加は確認されていません。


テストステロンとは?

テストステロンは、

男性の精巣で主に作られるホルモンです。

次のような働きがあります。

  • 性欲を維持する
  • 勃起機能をサポートする
  • 筋肉量を維持する
  • 骨を強くする
  • やる気や活力を保つ

年齢とともに少しずつ減少し、

肥満や睡眠不足、ストレスなどでも低下することが知られています。


「145%増えた研究」とは?

オナ禁が話題になった理由は、

2003年に発表された中国の研究です。

この研究では、

7日間射精を控えた男性で、7日目に一時的なテストステロン上昇が観察されました。

しかし注意点があります

この研究には、

  • 被験者数が少ない
  • 長期間の変化を調べていない
  • 7日目以降は増加していない

という限界があります。

つまり、

「オナ禁を続けるほど男性ホルモンが増え続ける」という研究ではありません。


現在の研究ではどう考えられている?

その後の研究では、

オナ禁による

  • 長期間のテストステロン増加
  • 男性ホルモン維持

を示す一貫した結果は得られていません。

現在では、

射精によるホルモン変動はあっても、一時的な変化にとどまる

と考えられています。


テストステロンが増えると筋肉は付きやすい?

テストステロンは筋肉づくりに関係するホルモンです。

しかし、

オナ禁で筋肉が付きやすくなることを示した研究はありません。

筋肥大に重要なのは、

  • 筋力トレーニング
  • タンパク質摂取
  • 十分な睡眠
  • エネルギー摂取

です。

オナ禁よりも、

生活習慣を整える方が効果的と言えるでしょう。


テストステロンを自然に増やす方法

科学的根拠が比較的しっかりしている方法はこちらです。

① 睡眠を十分にとる

睡眠不足は、

テストステロン低下の原因になります。

毎日7〜8時間程度の睡眠を目標にしましょう。


② 筋トレを行う

スクワットやデッドリフトなど、

大きな筋肉を使う運動は、

男性ホルモン維持にも役立つと考えられています。


③ 肥満を改善する

内臓脂肪が増えると、

テストステロンが低下しやすくなります。

適正体重を維持することも重要です。


④ バランスの良い食事

極端な糖質制限や脂質制限はおすすめできません。

  • タンパク質
  • 良質な脂質
  • ビタミンD
  • 亜鉛

などをバランスよく摂りましょう。


⑤ ストレスを減らす

慢性的なストレスでは、

コルチゾールというホルモンが増え、

テストステロンに悪影響を与える可能性があります。

適度な運動や趣味などで、

ストレスをため込まないことも大切です。


オナ禁より重要なのは生活習慣

現在の科学では、

オナ禁よりも、

  • 睡眠
  • 運動
  • 食事
  • 禁煙
  • 適正体重

の方が、

テストステロン維持に重要と考えられています。

オナ禁だけに期待するのではなく、

生活全体を見直すことが健康への近道です。


まとめ

オナ禁によって、

テストステロンが長期間増加するという十分な科学的根拠はありません。

「7日で145%増える」という研究も、

一時的な変化を示したものであり、

現在では一般化できる結果とは考えられていません。

男性ホルモンを維持したいのであれば、

  • 睡眠
  • 筋トレ
  • バランスの良い食事
  • 適正体重
  • ストレス管理

を意識した生活を送りましょう。


よくある質問

オナ禁すると男性ホルモンは増えますか?

一時的な変化を示した研究はありますが、長期間増えることを示す十分な科学的根拠はありません。

射精するとテストステロンは減りますか?

一時的な変動はありますが、長期間低下することは確認されていません。

男性ホルモンを増やす一番良い方法は?

十分な睡眠、運動、適正体重の維持、バランスの良い食事など、生活習慣を整えることが最も重要です。


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参考文献

  • Exton MS, et al. Neuroendocrine response to masturbation-induced orgasm in healthy men.
  • European Association of Urology. Guidelines on Sexual and Reproductive Health.
  • Handelsman DJ. Testosterone and male health.
  • American Urological Association. Testosterone Deficiency Guideline.
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